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【根拠あり】薄毛(AGA)を治す方法

カテゴリー: 薄毛

薄毛を治すためにやらなきゃいけないことは、

いたってシンプル。

フィナステリド飲んでミノキシジル塗る、以上

で、よくやりがちなのが食生活の見直しと、市販の育毛剤、これは時間とお金が薄毛(男性型脱毛症AGA)を治すことに関しては無駄なのでやっても意味はない。

目次【この記事の内容】

  1. 【メカニズム】なぜ薄毛に
  2. 育毛剤と食生活の改善が現状ほぼ無意味な理由
  3. 薄毛診療ガイドライン
  4.    
  5. まとめ

1.【メカニズム】なぜ薄毛になるのか?

男性の薄毛の場合9割以上の人がAGA(男性型脱毛症)でさらに、その他の人の大部分は円形脱毛症である。

そして円形脱毛症は薄毛ではなく部分的にごそっと抜けてしまういわゆる【ハゲ】だ。

なのでここではAGAのメカニズムに絞ることにする。

(男性型脱毛症)では毛が直接抜けるわけではなく、毛が成長する期間が極端に短くなり

太く長くなる前に抜け落ちてしまう。

結果、毛髪自体が微細化しハゲて見える現象だ。

まずは健康な毛髪サイクル

健康な髪は成長→退行→休止→脱毛を繰り返す

一か月に髪の毛は約1㎝伸びるので髪は平均48㎝(4年)伸びてから抜けることになる。

だから髪は太くて元気💪

そしてAGAの毛髪サイクル🔁

AGAになると成長期がどんどん短くなり、さらにAGAが進行すると目に見えないくらいまで毛髪が微細化してしまう。

なんてことだ・・・😱

原因は男性ホルモン。😈

通常は男性ホルモン(テストステロン)が髪を太くしてくれるのだが、AGAになると

男性ホルモンが減少し酵素(5α-リダクターゼ)とくっついて悪玉男性ホルモン(DHT)

に変わる、さらにこのDHTが毛母細胞のアンドロゲン受容体(レセプター)と結合すると

薄毛の信号を発信する。(頭皮環境が悪くなるわけではない)

そしてDHTに変化するところまでほぼ全員がなってしまうのだが、受容体(レセプター)の有無だけは完全に遺伝で決まる!だから受容体のあるなしがハゲる運命の分かれ道。(>_<)

ちなみにこの受容体が存在するのは頭頂部(頭のてっぺん)と前頭部(M字ハゲ)と前立腺

だからみんなM字とてっぺんばっかりハゲるんだ。

そしてAGA治療には男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版という日本の権威ある(信頼性の高い)皮膚科学の先生たち17人がまとめた診療ガイドラインがある。

ガイドラインでも示している通りAGA治療はフィナステリド(またはデュタステリド)内服とミノキシジル外用だ

フィナステリドが酵素(5α-リダクターゼ)の抑制

ミノキシジルが毛母細胞の活性化(血行促進効果もあるが毛髪を伸ばすには毛母細胞の活性化が重要)

2.育毛剤と食生活の改善が現状ほぼ無意味な理由

食生活の改善がほぼ無意味なのはなぜ(・・?)

食生活を改善する目的は血行促進、ストレス改善、男性ホルモン正常化、そんなところだろうけど

世の男性の9割以上はaAGA原因の薄毛、そしてAGAの原因は生活習慣ではなくほぼ遺伝(ホルモン)なのがハッキリしている。

そして上で記した通りAGAとは

①年を取る→②5α-リダクターゼ増える→③DHT増える→④薄毛信号でる→⑤ハゲる

④薄毛信号がでてからの血行促進とか栄養補給とかは無意味

②5α-リダクターゼ増える をなんとかして止めなきゃならない、

一応タバコを辞めたらDHTが減るとか
参照:The relation of smoking, age, relative weight, and dietary intake to serum adrenal steroids, sex hormones, and sex hormone-binding globulin in middle-aged men

紅茶と大豆でDHTレベルが下るとか
参照:Soy Phytochemicals and Tea Bioactive Components Synergistically Inhibit Androgen-Sensitive Human Prostate Tumors in Mice

こういった論文もあるがエビデンスが弱い。効いたらいいなくらいで補助的に試すのはいいだろうけど

これで治るんだ!と思って頑張っても残念ながらハゲは進行し続けるよ。( ;∀;)

タバコ吸いながらハゲてない人いっぱいいるし、ハゲてない人達が大豆と紅茶を毎日飲むわけでもない

予防ならいいけど、AGAが進行し始めてる人は食生活レベルじゃ焼け石に水( ゚Д゚)

て言うか一般的に20代は食生活が雑で、40代くらいから健康意識し始めるのに逆に薄毛人口増えてる時点でダメだろう

市販の育毛剤がほぼ無意味なのはなぜか?

AGA治療においてまず第一やらなきゃならないのは、毛髪活性信号を出すことよりも脱毛信号を止めること

FPHL(女性脱毛症)の場合はそう簡単ではないが、AGAの場合はよほど特別な理由が無ければまずはDHTを止める。それだけで正常な毛髪サイクルとなり、ゆっくりと髪も増えてくる。(高齢じゃなければかなりフサフサまで行く可能性が高い)

それにプラスして毛髪活性信号を作り出すミノキシジルだ!

ちなみにメーカー側も髪が生えるなんて言ってない

広告をよく見て欲しい「自信が持てるようになった」「スタイリングが楽しくなった」「若返った」

そんな表現・・・

「毛が生えないのに生えるって言ったら嘘だからね〜(^。^)y-.。o○」

「景品表示法違反にもいはんしてません!!」

こんな言い訳が聞こえてきそうなものだ。

育毛剤ランキングサイト…
信じるな!そのサイトから購入があればサイト運営者にキャッシュバックがあるアフィリエイトだ

アフィリエイトとは誰でも簡単に登録でき、そして自分のサイトから商品が売れるとその対価としてサイト運営者に報酬が入る。

例えば2023年現在 ¥7000の商品の成果報酬が¥4000

育毛剤のランキングサイト上位にいる商品達はみんな高額報酬だ

※原価が安く広告費の占める割合が多いということ

口コミ(くちコミ)…
信じるな!あれは嘘では無いかもしれない。しかし操作はできてしまう

数あるクチコミから良いのだけ表示すればいいのだ、

アマゾンにもサクラがいるしGoogleの実店舗のクチコミですら操作可能だ

クチコミって言うのは商品やサービスを買うときに気になるはずだ、

しかしそれは消費者が見る以上に売る側の方が重要視している。

だからクチコミの操作の仕方は日進月歩で進化してる、なんだったらそういう仕事がある。(クチコミ操作するのが仕事ってもはや異常だろ)

3.薄毛診療ガイドライン

ということで薄毛を治すならガイドラインに沿って治療するのがまずは間違いない

これは男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版の抜粋記事

参照:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

推奨度はA~Dまで

A:行うよう強く進める
有効性を示す非常に良質なエビデンスがある

B:行うよう進める
有効性を示すAよりは弱いエビデンス

C1:行なってもよい
有効性を示す弱いエビデンス

C2:行ってもよい
無効なエビデンスもしくはエビデンス無し

D:行うべきではない
無効もしくは有害性を示すエビデンス

有用なのは

・男性で推奨度Aはフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル (いずれも成分名で商品名では無い)

フィナステリド+ミノキシジルもしくはデュタステリド+ミノキシジルこの組み合わせで90%以上のAGA患者が改善できる。

532人の日本人を10年間に渡り(治療開始時の年齢は20∼69歳、平均年齢37.8±10.0)『フィナステリド1g/日の効果と安全性』を確認した研究データがある

参照:男性型脱毛症の日本人男性523人におけるフィナステリドの長期(10年)効果

この研究はフィナステリドのみで改善効果群91.6%である(ちなみにデュタステリドの効果の方が高い)

これにミノキシジルを足せば大体解決してしまう。

まずはフィナステリドを毎日0.2ml〜1㎎を服用し薄毛が気になるところにミノキシジル5%ローションをぬる、これが鉄板である。

しかしフィナステリドよりもデュタステリドの方が効果が高いのになぜフィナステリドを推すのか?

それは副作用

デュタステリドの方が若干高い。フィナステリドは正直『気のせい』レベル

実際0.2ml投与のグループよりプラセボ群の方が副作用発症率が高かったという実証もあるくらいだ。

しかし気になるのは精子数の減少、

男性33名にデュタステリド0.5mg/日を26週間投与したところ精子数が29.7%低下

フィナステリド5㎎/日を26週間投与で14.5%低下

参照:健康な男性の精液パラメーターと血清ホルモンに対するデュタステリドとフィナステリドによる5α-レダクターゼ阻害の効果

これは気のせいではない・・・ちなみに服用を止めれば精子数は元に戻ると報告されている。

またフィナステリドの方が使われた歴史が長く(25年以上)長期服用に対する副作用の少なさが確認されている。
まずはフィナステリドで、効果が薄くかつ妊活中じゃなければデュタステリドが王道だろう

・その他気になるのは推奨度BのLEDおよび低出力レーザー照射

赤色の決まった波長のLEDレーザーを2日に一回、数秒あてるだけ。

赤色のLED光をあてるだけなので副作用なんてほぼなし、「効くわけねーだろ」と言いたいところだけど

企業の研究結果だけではなく、有効なランダム化比較試験(企業がよくやる『当社調べ』は客観性が欠けている)が4つあり、信頼性が高いと言える。

薄毛治療は個人の感覚でやってはいけない。ちゃんとしたデータがあるなら個人の感想を無視してエビデンスを信頼しなきゃいけない。

臨床に使ってる機械はこれ

≫ヘアマックス公式サイト≪

研究では7ビーム、9ビーム、12ビームをそれぞれ週3回26週間あてるというもの、

(ビームっていうのはレーザーの数でLEDの数ではないらしい。ヘアマックス商品見ればわかる)

結果は男性で

ついでに女性

ビーム数が多いほど効果が高い。ほとんど副作用がないのだからわざわざビーム数を少なくする必要はないだろう、なんだったら272とか82とかがラインナップされてるくらいだ桁が違う(広範囲を一気に照らす設計)

参照:男性型脱毛症および女性型脱毛症の治療における低レベルレーザー装置の有効性と安全性:多施設無作為化偽装置制御二重盲検試験

そして25.7本/㎠というのはミノキシジル5%外用とほぼ発毛率が同じ、

それでいてほかの育毛剤とは作用機序が違うので併用可能だ!

商品自体はけっこう高い。

82レーザータイプで2023/1現在 ¥118800(いつも割引してるので¥100000くらいになる)

メーカーによれば対応年数10~15年なので10年もったとして月々¥833

家族がいれば一緒に使えてしまうのも強みだ

育毛費としてはかなり安い。

・アデノシン外用はどうか?

推奨度はB

男性に関する三件のランダム化試験と女性に関する一件のランダム化試験

男性に関してはガイドラインでも『有用性を示す十分な根拠がある』とされている。

ただし研究の内容に関しては、本数ではなく太さが改善した証拠だけである。

太さに対してだがミノキシジル5%溶液と同等の結果、さらに患者の満足度はミノキシジル5%ローションを上回る結果を出している。

これに関しては、結果に差はないがミノキシジルよりも毛の成長が早く確認できるためだと理由付けられている(ミノキシジル特有の初期脱毛がアデノシンには無いこともこれに関係してくるだろう)

参考:男性型脱毛症に対するミノキシジル5%外用液とアデノシン0.75%外用液の効果比較と患者満足度の測定

アデノシン配合商品と言えばアデノゲンEXなのだが2023/1現在amazonで一ヶ月分が¥5920・・・

高いよ😥

それとなぜかアデノシンの配合濃度が非公式である

0.75%無ければいっきに有用性が下がる可能性がでてきてしまう、有効成分っていうのは入ってればいいってもんじゃない。0.1%下っただけで効果が半減することだってある。

流石に0.75%入れてると思うけど、なんで好評しないんだろ?どういう戦略??

素直にミノキシジルを買おう。

もう一つ気になるのがケトコナゾール外用

育毛目的の場合は主にシャンプーとして商品がある。

個人輸入でしか買えないがケトコナゾール2%配合のシャンプー500mlが約¥3000で売られている(黒いボトルのシャンプー500ml)

ケトコナゾールには強力な殺真菌作用があり脂漏性皮膚炎の人に効果あり、

さらにDHT阻害効果を示す弱いエビデンスがある。

副作用も軽微である(痒みとか乾燥とか)

ケトコナゾール単品で薄毛改善は難しだろうが他のものと併用できてコスパもいい

脂漏性皮膚炎とは多すぎる皮脂が酸化して過酸化脂質になり炎症を起こすというもの

そしてDHTは皮脂の分泌を多くする作用があるためAGAと併発しやすい

初期症状は湿った大きめのフケ。経験のある人も多いのではないだろうか?

ケトコナゾールはAGA治療と相性がいいとも言える。

ちなみに副作用が少ないので女性も使えるところが非常にいい。FAGAには「これだっ!」といえるDHT対策が無いのでかなり貴重

まとめ

薄毛(AGA)を治したいなら間違いなくフィナステリド+ミノキシジルだ

値段も個人輸入を活用すればフィナステリド+ミノキシジル5%で一ヶ月約¥2000

国内の育毛剤を使うのが馬鹿らしくなる。

そして個人輸入は偽物が混ざってるとかよく言われるけどそんなことはほぼないと私は思っている。

理由は色々あるが

調べていけば安さの理由、過去の不祥事の少なさ(薄毛関連のみ)
そして長い間続いている個人輸入サイトを使えば(問題摘発され消えていくサイトが多数ある)
偽造薬をつかまされる可能性はかなり少ないんじゃないかと思う。

フィナ+ミノキで効果が満足に出なければデュタステリド

副作用の低さを重視するなら低出力レーザーとケトコナゾール2%を併用する

全部海外発だ、日本の育毛業界のコスパの悪さが際立つ。

頑張れ日本!!