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薄毛治療は個人輸入で良いんじゃないかと思っている件

カテゴリー: 薄毛

個人輸入でフィナステリドを買い始めてからもう10年以上、
ハッキリは覚えていないが20代後半くらいから飲み続けている。

当時から薄毛治療に個人輸入を使うというのはネット上では既に浸透していたので、
副作用などはよく調べ、リスクも受け入れた上で買っていた。

美容師という職業柄AGAに気づくのも早かったしΣ(゚д゚lll)ガーン

薬の効果は今現在も感じている(`・ω・´)b

この記事では薬を個人輸入するメリットとデメリットについて書こうと思う。

個人輸入のイメージ画像

目次【この記事の内容】

  1. 一般的にはリスクが高いとされている。
  2. 何故激安なのか
  3. クリニックが個人輸入の危険性を証明できてない
  4. 何が自己責任なのか?
  5. AGAクリニックでも結局は自己責任?
  6. 成分鑑定は鑑定元がモザイクで価値がわからない
  7. 薄毛治療は何年続けるのか?
  8. まとめ

1.一般的にはリスクが高いとされている。

「AGA個人輸入」とかで検索すると個人輸入は危険だからやめとけって記事ばかりが出てくるし
厚生労働省のホームページでも「危険なため安易に利用しないように」と注意喚起されている。

でもどれくらい危険なんだろう(・・?

  1. こちらは厚労省の個人輸入注意喚起

参照:医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

  1. さらに厚労省から個人輸入と薬物乱用の危険性を訴える専用サイト

参照:あやしいヤクブツ連絡ネット

  1. 国内でED治療薬(勃起不全)を販売している4社の2016年の調査

参照:インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品 

(ただしこれは医学における利益相反の形になっている)

  1. こちらも厚労省のサイト。海外の有害事象の発生があった医薬品

参照:個人輸入において注意すべき医薬品等について

  1. 2014年以降のデータ

参照:海外規制当局が医薬品成分を含有する旨を公表している製品について

  1. そしてついに見つけました!個人輸入によるフィナステリド、ミノキシジル内服による実被害

参照:個人輸入やインターネット購入による健康被害

1、2、は見てわかる通り、厚労省は全力でやめろと言っている(>_<)(>_<)

代表的な被害や偽造薬の例も乗っている

3、は個人輸入の危険性を語るときによく引用される調査だ、しかし調査元がED治療薬を販売している会社なので利益相反になる。

つまり個人輸入を叩くことで4社に利益があるということ、

利益相反の力は半端じゃない。( ゚Д゚)

4、5、この2サイトは、

今まで調査して問題があった健康食品やED治療薬(勃起不全)等の詳細なデータを載せてくれている、
見てもらったら分かるが、ものすごい数の商品が摘発されている(・。・;

たしかに薬の個人輸入は気軽にやるもんじゃない((+_+))

がしかしこれだけ量が膨大なのにAGA治療薬は一つも見当たらない・・(・。・;・

ちなみにフィナステリドジェネリックは1(;^ω^)997年から販売が開始され世界60ヵ国以上で承認されている。
つまり何百万人という人が使い続けているっていうこと。全然めずらしい薬じゃないんだ。

1つ思うことは

これだけ症例が多いはずのAGA治療薬で一件も引っかからないのは逆に優秀さの証明になってしまうのではないか?(;^ω^)

そしてかなり多いのがED治療薬とダイエット食品、
個人的にこの二つを個人輸入で買うのは止めといた方がいいと思う。🙅

6、そしてついに見つけた個人輸入によるフィナステリドとミノキシジル内服による健康被害!!

詳しく見てみる👀👀

まずはそのまま引用

No.2

製品名:ミノキシジル2.5mg、フィナステリド1.0mg

健康被害報告の概要

  • 50代男性が、ネット経由で入手した未承認医薬品ミノキシジル2.5mg錠(2錠/日)、フィナステリド1mg錠(1錠/日)を約2か月服用した。
  • 服用終了約1.5か月後に全身倦怠感、胸焼けが出現し、濃い色の尿が出現。服用終了約2か月後に近医を受診し、肝機能異常が指摘。近医受診翌日に救急外来紹介受診し、黄疸、肝細胞型肝障害を指摘し、近医受診3日後に入院。保存的に観察加療を行い、軽快したため、入院16日目に退院。

参照:個人輸入やインターネット購入による健康被害

なるほど

2か月服用し止めて、そのさらに2か月後に肝細胞型肝障害が指摘されたと。

ぱっと見やばそうなんだけど、

フィナステリドの副作用は大体1〜2%で性欲減退や勃起不全。そして

頻度不明で肝機能障害(頻度不明っていうのは可能性が相当少ないってこと)

1万人に1人とも言われてるらしい。

これはフィナステリドが肝臓で代謝されるからと言われている。

そしてそもそも薬は肝臓で代謝されるのでフィナステリド特有というわけでもない。

他の膨大な量の有害事象の中ようやく見つけた1件が肝機能障害ってどうなの(。´・ω・)?

そしてこの参照したホームページ、ほとんどの事例は丁寧にPDFファイル付きで薬の名前、服用方法、製品から検出された有毒物質の量まで詳細に記載してあるのだが、

「健康被害情報」の3例だけはなぜか製品名とその後の容体しか書かれていない(しかも製品名という曖昧な表現で肝心の商品名がわからない)

もしかしてAGA治療薬の被害を無理やり1件追加してない(・・?

いやいやいやそんなわけないと思うよ(=゚ω゚)ノ(=゚ω゚)ノ

2.何故激安なのか?

国内のフィナステリドジェネリックは平均¥4000、個人輸入ならまとめ買いで¥1000を切る
ミノキシジルも国内は平均¥6000、個人輸入は¥2000を切る。

個人輸入なら1/5程度(´∀`*)ウフフ

ってこんなに安くて大丈夫なの!?

不安になる。

だがそこにはちゃんと理由がある。

日本の薬そもそも高い

世界人口の大半は途上国。
そして日本は先進国で、日本は世界でも有数な国民皆保険の国、

そもそも日本の薬価は安くない。

インドはジェネリック大国

そして個人輸入でジェネリック医薬品を買おうと思ったらインドの会社が多いはず、
フィナステリドジェネリックで有名なフィンペシアもインドのシプラという大手製薬会社だ。

そう、インドはジェネリック医薬品が発達した国💊

インドは低所得層が多く先進国ベースの薬価では国民に必要な医薬品を十分に確保できない、命にかかわる。

そもそも薬が高い理由は製造コストじゃなくて莫大な開発費用

だから先発薬には最大25年間の特許期間がある(独占販売できる期間は5~10年)

しかしインドには特許期間を待つ間にも新薬が欲しくても価格が高くて手に入らない国民が大勢いる👪、どげんかせんといかん。

そこでインドは1970年に「物質特許を認めない」という特許法を成立。世界各国が特許期間を守るなかインドだけは合法的に特許期間中の新薬もジェネリックで製造し続けた、

だからジェネリック医薬品の製造技術に特価した国になれた歴史がある。

もちろん先発薬を作った会社から見たら大問題、裁判もやってる🔥
でも未だにインドはジェネリックを作り続けてる。

それは「インドVS製薬会社」に収まらない「人命VS権利」に発展してる側面がある。
象徴的なものは国境なき医師団の「HIV治療薬の80%はインド製である」という報告,
アフリカもインドのジェネリックなしでは成り立たない。

インドは途上国だけでなく先進国も含めてジェネリック医薬品をバンバン輸出してるジェネリック大国だ。

ただし欧米先進国に比べて管理体制が同レベルかと言えばそうでもないらしい

参照:インド製ジェネリック薬品の恐るべき実態|Newsweek日本版

内容はアメリカFDAが抜き打ちテストを通してインド製薬工場の不正を暴く内容だ。
2015年抜き打ちテストは突然無くなり、打ち切りの理由も曖昧なものだった・・・

闇もある😱😱

3.クリニックが個人輸入の危険性を証明できてない

AGAクリニックは基本的に薬を処方して利益をだす収益モデルである💰💰

診療は無料かかなり安く設定してるし、高額なメゾセラピー💉などに誘導しなければ特にやることがない(^。^)y-.。o○

薬を買ってもらえなければ商売上がったりだ。
そこで個人輸入なんてものが流行りだしたらたまったもんじゃない!!

個人輸入は最大の敵(--〆)

クリニックのホームページを見たらほぼ100%個人輸入を否定している。

「自分でリスク管理できるなら買ってもいいと思います」くらい言ってくれれば逆に信用するのにな(^^ゞ

そして個人輸入全否定のAGAクリニックがこれといった証拠を見せてこない📄

決定的に危険な事例があれば間違いなくアピールするはずだ。

何が自己責任なのか?

個人輸入は自己責任ってよく言うけど何が自己責任になるんだろう(・・?

それは

  1. 診断を間違えてそもそも飲む薬を間違えてる
  2. 薬の危険性を過小評価し用法用量を守れない
  3. 薬の服用によって起こる副作用リスク
  4. 偽造薬を服用して健康被害が起こるリスク

1,診断を間違えてそもそも飲む薬を間違えてる

男性型脱毛症(AGA)なら20歳を超えて(海外基準は18歳)M字部分か頭頂部がゆっくりと薄くなってきているならほぼAGAで間違いなし

一応は脂漏性脱毛症と、円形脱毛症っていうパターンもあるけど
脂漏性脱毛症は頭皮がフケと湿疹でひどい状態になっているはずだし
円形脱毛症は薄くなるんじゃなくて部分的に突然毛が無くなる脱毛症だから違いはすぐわかるはずだ。

ある程度自分で調べることができる人なら問題ないだろう

(ちなみに女性は判断が難しい)

2,薬の危険性を過小評価し用法容量を守れない

まさに自己責任だとは思うけど、途中お医者さんからの診断がないのでいつまでたっても自分の判断。

薬を飲んでも副作用が無い状態が普通になってくる。

そしてAGAは進行性の病気なので、症状が進みいつしかフィナステリドだけではカバーできなくなってしまった場合に薬の強さを変えたりすることになる。

その時、副作用の恐怖心を忘れ薬が必要以上にエスカレートしていく危険性はある(*_*)

あと元々の生え際以上に毛は生えてはこないし、生まれつき毛が細い人は細いままだ。

おでこの広さを変えたくて無駄にエスカレートしていく、こんな危険もあるだろう。

3,薬の服用によって起こる副作用リスク

これに関しては薬が本物であればAGAクリニックで処方された物も、個人輸入した物も変わりはない。
が、自己責任においてはここが一番の重要ポイント

医薬品副作用被害救済制度というものがある(名前長い)

これは簡単に言うと「副作用で入院したら国が治療費払いますよ」治療費肩代わり制度だ

もちろんちゃんとルールがあって

適正な使用方法、入院するほど重篤な場合、承認薬で副作用がでた場合。

AGA治療において未承認薬といえば…

やっぱりAGAクリニックで処方してもらった方がいいのか?

いやそうとも言えないAGAクリニックを検索してもらえればわかるが、多くのクリニックがミノキシジルタブレット(略称ミノタブ)を推している。

値段が安い所はそもそも海外製のフィナステリドを処方していたりもする。

✅ちょっと余談

ミノタブはなぜ未承認なのか?

ミノキシジルの歴史は古く、1979年ファイザー社から「ロニテン」という名称で強力な降圧剤としてFDAに承認された。

だが、副作用が極めて高いとして使用は重症の高血圧に限るとのこと

参照:https://labeling.pfizer.com/ShowLabeling.aspx?id=2199

多毛は副作用として発症したものだった。

φ(..)メモメモ

そもそもミノキシジルは副作用が強すぎて使えない薬という認識が今までの通説らしい。

ところが最近になって少量のミノキシジル服用なら安全だとする論文がいくつも上がってきている

参照:脱毛のための経口ミノキシジル治療:有効性と安全性のレビュー

参照:https://jcadonline.com/july-2018-androgenetic-alopecia/

とはいえAGA治療でミノキシジル内服を承認している国は一つもない

( ..)φメモメモ

日本の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」でもミノキシジル内服は最低評価のDランク「使用すべきではない」に位置する⚖

理由は「ミノキシジルの内服療法は、利益と危険性が十分に検証されていないため」と記載されている。

これからどこかの国で承認される可能性は十分あるだろう。

ミノタブは今微妙な立ち位置にいる⚖

4、偽造薬を服用して健康被害が起こるリスク

これは先に書いた通り

国は推奨していないし個人輸入には偽造薬は多い、

しかしAGA治療薬に関してはほぼ被害報告がない📄

まとめると

この二つが大きい

しかしAGAクリニックを使ったとしても未承認薬なら結局同じ。

AGAクリニックでも結局は自己責任?

AGAクリニックで説明はあるだろうが、ミノタブは国内承認薬が存在しないので処方されたものは当然未承認薬

クリニック側の入手経路も海外からの個人輸入になる。一般人と結局一緒(^^♪

さらにAGAクリニックでよくある販売方法としてミノタブ+フィナステリド+大して効果が期待できない添加物を混ぜた「当店オリジナルカプセル!」みたいなやつ

これも当然未承認薬になるからこれらを服用すれば自己責任の範囲内になってしまう😨

4.成分鑑定は鑑定元がモザイクで価値がわからない

大手個人輸入サイトは大体2015年くらいから成分鑑定を外部委託で行っている。

それはけっこうなことなんだけど、なんていう機関が成分鑑定したかは公表できないらしくすべてモザイクになっている。

何ていうか・・・鑑定元公表しなくていいなら好き勝手作れるよね?

厚労省の検査入ったら終わりだから本物なんだろうけど、なんか意味あるのかな?といつも思う(‘_’)

5.薄毛治療は何年続けるのか?

なぜここまで調べてまで私は個人輸入を使うのか

10年前は国内のフィナステリドジェネリックがまだ作られてなく、先発薬のプロペシアを買うしかなかった。
国内AGA治療はフィナステリドだけで¥10000/一ヶ月とかなり高額だったんだ(>_<)(>_<)

2023年現在はクリニックのフィナステリドだけなら¥4000/一ヶ月くらい

これにミノキシジルを追加して¥15000/一ヶ月

デュタステリドにすると¥30000くらいにもなる

個人輸入とクリニック最大の違いは安全かどうかであるはずだが、調べていくとその「安全の差」にそれほど開きは無いようにも思えてくる・・・

10年続けたとしてその差は約135万円

そして薄毛治療を何年続けるかということが問題になってくる。

個人輸入でフィナステリド+ミノキシジル5%外用薬で¥3700/一ヶ月(ただいま円安)

クリニックでフィナステリド+ミノキシジル外用薬で¥15000/一ヶ月

一ヶ月1年10年
個人輸入 フィナ+ミノキ¥3700¥44,400¥444,000
クリニック フィナ+ミノキ¥15000¥180,000¥1,800,000

薄毛治療は止めた時点でまた進行してしまう、なのでハゲてもいいと思える時まで治療し続けなければならない。

(ちなみに差額を積み立てNISAに突っ込んで年利5%で運用すれば30年後には期待リターンは約940万)

3ヶ月まとめ買いとかにすると差額は更に¥1000/一ヶ月開く

生命保険レベル(:_;)

ハゲと健康とお金
どれををどのくらい取る?

まとめ

ここまで読んで貰えればメリットとデメリットがそれぞれ見えてくると思う

結局のところクリニックを選んでもデメリットがあり
個人輸入にしてもデメリットがある。

そして私は個人輸入派w

どちらを選ぶのも自由だが、私は人生を豊か(^^)にするためには髪の毛も大事だが、同じくらい資産も大切だと考えている。

そして資産を増やす方法は収入を増やすことじゃなく収支のコントロールの方がよほど大切だと信じている。

だから「収入に余裕がある人=クリニック」でいいかもしれないが
「資産を持つ人=クリニック」にはならない(リスクとリターンを吟味してクリニックを選ぶ資産家もたくさんいると思う)

そして私が行きついたのは個人輸入だったというだけ(^^)

そしてこの記事を書いた私は個人輸入派なわけだから当然記事も個人輸入寄りになってくる。

その辺も考慮してじっくり選んで欲しい。