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2022/10/03

シャワーで色が落ちる原因

カテゴリー:美容知識
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美容室でカラーをした後、お風呂で色落ちしたことありますよね?

今日はこれについてちょっと解説

染めたものが、水である程度落ちるのは何となくわかるけど・・・


お家で洗ってみたら一気に色落ちしたり、何日も落ち続けたり、かと思ったら対して落ちなかったり・・・

この差は何のか?

安いカラー剤を使ってるから?

シャンプーが悪いの?

体調が悪かったから?

その前に、まず一番影響が大きいのは使ったカラー剤の種類です。

  • トリートメントカラー
  • マニキュア
  • アルカリカラー(一般的なカラー)

1番抜けやすいのはトリートメントカラー(塩基性カラー)

2番目に抜けやすいのはマニキュア

3番目に抜けやすいのはアルカリカラー

トリートメントカラーに関しては最初の3日くらいはハッキリ確認できるほど、みるみる落ちるし
アルカリカラーに関して言えばよくわからないレベルかもしれません。

次に影響があるのはカラー後の後処理をちゃんとしたのかどうか


これはアルカリカラーに関してです。 が、

意外と疎かにされがちなのは、

しっかり流して、しっかりシャンプーです。

アルカリカラーに関しては、しっかりシャンプーしたうえで

この二つを「する」「しない」で色落ちに明確な差がでます。

何故シャンプーがだいじなの?

カラーは染まり方が違います。

髪の断面を見るとこんな感じ

アルカリカラーで染めた毛髪
アルカリカラー
トリートメントカラーした毛髪
トリートメントカラー
マニキュアで染めた毛髪
マニキュア

そしてシャンプーで色が落ちるのは表面のみ!

表面にくっついてるカラーにも落ちる寸前のやつもいれば、しっかりくっついて中々おちないカラーもあるんです。

落ちる寸前のカラーは、行ってみれば髪に付いた汚れみたいなものです。
お店でプロがしっかり落として
お客様がお家でそれを落とす必要が無い状態にしておくべきでしょう。

そしてもう一つ、

時間をかけてしっかり水洗することは、
時間をかけてゆっくりと
アルカリ性になった髪を中性までもっていってくれる効果を期待できます。

これ結構大事👍

アルカリオフと過酸化水素の除去って何してるの?


簡単に言えば髪の毛をできるだけ元の状態に戻してあげる作業です。

もうちょっと詳しく


アルカリカラーとは文字通り、アルカリ性のカラーです。

髪の毛はアルカリ性にすると、表面にあるキューティクル(髪表面にある鱗みたいなもの)
を開く性質があります。

これを利用してカラー剤を置くまで入れ込むのです。

なので使い終わったアルカリは無くなってくれた方がいいのですが・・・

これが中々なくなりません゚(゚´Д`゚)゚。

だから酸性の中和剤を使って髪を元の弱酸性に戻すのです!!

これがアルカリオフッ!!

もう一つは、過酸化水素

聞きなれない言葉で飛ばしたくなるでしょうが
覚えましょう!

たぶん生きてる間に何度も聞く言葉です。( ゚Д゚)

美容室のアルカリカラーでは、

まずアルカリ剤でキューティクルを開き
色素成分を中に入れ込みます。

そしてここから過酸化水素の登場です!

過酸化水素は酸性ではおとなしいのですが、
アルカリ側に傾くと強力に酸素を発生します。
そして髪の中にある色素成分と酸素が合体!

合体で大きくなった色素は外に出られなくなるのです。

さらにもう一仕事、

過酸化水素には髪にもともとあるメラニン色素を分解し、髪を明るくする力もあります!

でも染めた後にはやっぱり過酸化水素にもいなくなって欲しいのです。

メラニンを分解するということは髪を破壊するということです(T_T)

だから過酸化水素除去は必須なのです!

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